段ボールの原料となる紙のことです。ライナーと中芯があります。両方とも最初はロール紙の形になっていて、それをコルゲータにかけることによって両者を貼り合わせ、段ボールへとなっていきます。
段 ボールの外側を形成する紙のことです。K7・K6・K5・C6・C5・D4の種類があります。K7が最も硬く、D4が最も柔らかいものです。なお、C6は 需要が少ないため使用されなくなりつつあるのが現状です。また、撥水原紙、赤、白、黄色などの色ライナー、プレプリント原紙など多種多様の紙があります。
段 ボールの内側、つまり波状部分を形成する紙のことです。V20・V19・V16・S18・S16・S14・S13・S12の種類があります。V20が最も 硬くS12が最も柔らかいものです。なお、Vと付く種類の紙は薬品を使用してより強度が上げられています(強化芯)。また、原料は古紙を主に使用しています。
段ボールはコルゲータを通して製造されます。コルゲータはシングルフェーサ・ダブルバッカー・カッターに よって構成されます。また、ライナーと中芯を接着するための製糊装置、さらに糊を溶かすための熱を発生させるためにボイラが必要であります。完成された段 ボールは、プリスロによって印刷され、グルアによって段ボール箱へと加工されていきます。
ライナーにフ ルーテッド(波型に加工)した中しんを貼り付け、さらに裏側にライナーで補強したシートのことです。フルートにはAフルート・Bフルート・Cフルート…G
フルートまでが現在使用されており、Gに近づくほど細かい波形となります。一般に使用されるのは、Aフルート、Bフルート、E/F/Gフルート(マイクロ
フルート)です。また、表にAフルート裏にBフルートを貼り合わせたシートはABフルートまたはWフルートと呼ばれています。段ボールシートの用途は一般
的に製函用途が多いが、緩衝材やコンクリートパネルなどにも使用されることもあります。
段ボール箱はA式・B式・C式などの形状があります。最も普及しているのはA式と呼ばれる形状で、箱の上下に開閉可能な蓋がついているいわゆるみかん箱の形式のものです。
ダンボール箱の世界ではフラップは箱のフタの部分をさします。
1枚のライナーに波形状に加工した中しんを貼り合せた段ボール。
通称「片ダン」と呼ばれています。
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